クリスマスまでもう数日・・・!! おすこやかにお過ごしでしょうか?
もっと早く記事をアップしようと思っていたのですが、
思わぬ”アクシデント”??に見舞われ 時間がかかってしまいました!
クリスマス・・・ということでお送りしている「サンタ界」でのお話
今日もその続きをお楽しみください!
「人間ドール界?」に出稼ぎに出ていたトナカイのルドルフ君が
1年に一遍の「大仕事」のために サンタ界に帰ってまいりました。
今年の「配達プロジェクト」のリーダー 「もふもふ・モモちゃん」は大喜び!!
(だって、この美形・トナカイのルドルフ君と働きたくって
「リーダ-」に立候補したくらいなんですもの・・・・)
「Mikonsuke・ドールワールド」のサンタ取締役、チビの局長が言います。
「もふもふよ、今年は思いもかけずもう一人「サンタの見習い」を受け入れることになった。
ホーはまだ何も分からぬ素人ゆえ、「本番前」に一度
民家の中の様子を見せてやったほうがよい。
そうすれば 失敗も少なくて済むであろう。 (局長)」
「ええ~~!! それってアタシに『その子を連れて 家に忍び込め』
って言ってんのぉ~~?? ルドルフがまだ出られないんじゃ
アタシだって行かないわよぉ~!! (もふもふ)」
お目当てのルドルフ君は 今着いたばかりでまだ「変身」が完了しておりません。
「ゴメンよ もふもふちゃん、もうちょっと時間がかかりそうなんだ・・・(ルドルフ)」
「外には代わりのトナカイが2頭おる。 そなた達2人なら問題はないはずじゃ。
ホーを連れて何軒か夜の「居間」と「子供部屋」の様子を見せてやるだけでよい (局長)」
「いやん、いやん、いやん!! アタシはルドルフとじゃないと 出かけないよ!! (もふもふ)」
しがみついて ダダをこねるもふもふちゃんに・・・
「よいか、サンタは子供に「夢」と「喜び」を与えるのが一番の仕事!!
クリスマスの晩は 皆が楽しみにプレゼントを待っているのだ!!
何か失敗があって、待っている子供の「期待」に添えぬようなことにでもなったら一大事!!
そのことを ゆめゆめ 忘れるでないぞ!! (局長)」
小さいけれど「デカ目」の局長にすごまれて、渋々 ホーを連れて出かけるもふもふちゃん・・・。
「局長、スミマセン。 変身が完了するまで他の仕事を手伝います・・・(ルドルフ)」
「・・・お前の「鼻」は役に立つ。 他のサンタたちも期待しておる。
本番までにしっかり体調を整えておくのだぞ・・・・・(局長)」
「お前の鼻は役に立つ・・・・」 ルドルフ君の心にふっと「あるサンタ」の面影がよぎります。
今日はとても長~いお話になりそうです。
続きは いつものように ボタンの後で・・・!
それはまだルドルフが 「新米トナカイ」としてサンタ界で働き始めたばかりの頃・・・
体が人一倍大きく、「真っ赤なお鼻」の持ち主だった彼は他のトナカイたちと
上手くやっていけず いつも「仲間はずれ」にされておりました。
「・・・あのデカイ奴と組むと、こっちまで引っ張られてやり難いのなんのって・・・」
同僚のトナカイ達は 豪力のルドルフと同じソリを引くのを嫌がりました。
「酒でも飲んでるから あんなに鼻が赤いのさ! そうでなけりゃ あんな怪力・・・」
やっかみから ひどいことをいいだすトナカイも・・・・
精一杯お仕事をしてはやく立派なトナカイになりたい・・・という気持ちが空回りして
仲間と上手くいかず、自信を失いかけておりました。
「自分はどうして他のトナカイのようになれないのだろう・・・・・(ルドルフ)」
そんな落ち込むルドルフに ある日一人の新人サンタが声を掛けてきました。
「皆と同じである必要はない。 お前には 「好いトコロ」が
たくさんあるではないか?! (新人サンタ)」
新人サンタはルドルフの顔をなでて、
「ごらん、お前の鼻は どんな吹雪の夜にも 暗い夜道を照らし出し
どれだけ私達の仕事に 役に立つことだろう・・・(新人サンタ)」
この新人サンタは「シルバー・クレセント」というモモちゃん・ドール。
人の眠りをつかさどる「月の王国」からサンタの修行に来ておりました。
初めて自分のことを理解してくれる人に出会い、心が救われたルドルフは
「このサンタのために がんばろう!」と決心し、心を入れ替えます。
その日から ルドルフとクレセントはペアを組み、
次の年のクリスマスに向けて「早く、正確にプレゼントを配達できるように」
トレーニングを積みました。
トレーニングの甲斐あって 二人のチームは一番早く、一番多くの子供達にプレゼントを
配達し、その年の「ナンバー・ワン」に選ばれることに・・・!
サンタの総元締め「Big HO」も プチ・ブライスの「エンジェル様」も
2人の仕事ぶりに大満足!
2人にとっても その努力が初めて評価された「喜びの日」となりました。
「そなた達の仕事ぶりには 目を見張るものがある!
褒美をとらすによって 望みがあればなんなりと申してみよ! (エンジェル様)」
クレセントには希望通り「長時間仕事をしても疲れない力」が与えられ・・・
ルドルフの「望み」をかなえる番に・・・
彼が望んだのは「人の姿になれる力」・・・・だったのです。
これには エンジェル様も Big HOも どうしたものか考えてしまいましたが、
努力した者の「望み」は叶えられなければならないのが サンタ界の掟・・・。
エンジェル様の手から「力」が注ぎ込まれ・・・
クビに最優秀のトナカイだけが許される襟巻きを掛けてもらい、
その年の式典は 幕を閉じました。
次の日からは来年のクリスマスに向けて 休むまもなくトレーニングが始まりました。
いつものように トレーニング場でルドルフの来るのを待つクレセント・・・
ところがそこに現れたのは まだ「トナカイ」の名残を残す青年・ルドルフの姿でした。
「クレセントちゃん、ぼくが分かる? 」
赤いお鼻とクビに下げた「トナカイの最優秀賞」の襟巻き、
そして その聞き慣れた優しい声を頼りに・・・
「ルドルフなの・・・? (クレセント)」
練習のときも、お休みのときも、人の姿をしていても、トナカイの姿になっても
2人はいつも一緒・・・。
仲良しの2人が恋に落ち・・・
「人ぞ知る恋仲」になるのに 長い時間はかかりませんでした・・・
ああ~ ルドルフにとってそのときが 一番幸せな時だったのです・・・
それでは皆様
今日は 長かったのでこのくらいにしておきますねえ~!
お楽しみいただけましたでしょうか~~??
また次回まで~~!!
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